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作者:小織 舞(こおり まい)

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作:小織 舞(こおり まい)

宿命の星~したたかに見えてポンコツなお嬢様とやる気のないチャラい騎士のおはなし~

これは、もう二度と誰かを愛するつもりなんてなかった騎士と、誰かを愛し子を産めば死ぬさだめの少女のはなし。 アウストラル王国の侯爵令嬢エトワール・ブラン・ノレッジには、国王コルネリウスとの縁談話が持ち上がっていた。16才のエトワールとその従妹にあたる15才のトリシア、そのどちらかが第二王妃として嫁ぐことになる。ノレッジ家の勢力争いに敗れ閑職に追いやられていたエトワールの父は、何とか娘を妃にしようと画策していた。 子を産めば死ぬ。誕生してすぐそんなさだめを予言されたエトワールは、「妃になって子を産め」という死の宣告を前に、祖母の眠る“風の墓所”を訪れることにした。 一人で生きるべきか、それとも……。 「オレは君を愛さない」 「わたしは貴方を忘れない……」 二人の想いはすれ違う……。気付かぬうちに恋は始まり、心を揺すぶる。そしてそれはどこへ行き着くのか。その終わりを彼らはまだ知らない。 ※毎週月曜日・木曜日に更新を予定しております。 ※イラストを入れている話に★を付けております。

更新:2018/9/10

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作:小織 舞(こおり まい)

魔王子は女騎士の腕の中で微睡む

 アウストラル王国の三の姫であるギュゼルに仕える女騎士、ルべリアは身体を震わせた。目の前には“魔王子”と囁かれる第二王子、アウグストがおり、ルべリアを腕で作った檻に閉じ込めているのだ。 「さあ、どうする? 己の主人のために、その命と純潔以外の全てを私に捧げられるか?」 「わたしは……」 はい、と答えるしかなかった。ギュゼル様の為なら命さえ惜しくはない。 「では、その唇は今から私のものだ」 吐息を漏らすようにそう言うと、アウグストは宣言通りにルべリアの薔薇のような唇を蹂躙した。 ※このお話は「おバカで真っ直ぐなイケメン女騎士ルべリアが、厄介な王子様たちに翻弄されながらも愛しのお姫様を守るために頑張る、近世初期のヨーロッパ風世界でお城と魔法使いと毒薬と陰謀がキーワードの恋愛?物語」です。なかなか主人公たちが出会わないという、ゆっくり展開につき…ごめんなさい。 ※本編完結しました。挿絵がある回に★印をつけることにしました。カラーイラストページへは上部のシリーズリンクから跳んで下さい。 ※改稿作業に入ります。本筋は変わりませんが序盤の描写が前後する可能性があります。ご迷惑をおかけします。2016.10.08 ※改稿作業、終わりました! ありがとうございます! 2019.12.12. ※同じ王国を舞台に別のお話を書いております。『宿命の星~したたかに見えてポンコツなお嬢様とやる気のないチャラい騎士のおはなし~』です、よろしくお願いします。

更新:2017/7/29

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